1.グループの概要
浜通り地域観光食品関連グループは、いわき市の基幹産業である観光事業の『食』に関連する食品製造小売、 飲食店、冷蔵設備、食品加工機械等設備メンテナンス事業者等131社で構成されています。
そのなかでも、和菓子・洋菓子・海産物加工品などの土産物を販売している企業、旅館・レストランなどに 提供する業務用食品の卸売り企業、飲食店・レストラン経営などの事業において総売上137億。 1,305名の雇用規模を占めています。
2.いわきの復興に関して
浜通りには美味しいものを取り扱った企業がたくさんあります。
そこで、地域の人々や観光に来てくださる方々に浜通りをもっと知ってもらおうと、
お食事処やお土産を売っているお店をまとめた観光マップを作成しました。
勿来から久ノ浜までの飲食店が記載されています。
観光事業の復興を目指すとともに、皆様のお役に立てればと思います。
地域観光のお供にどうぞよろしくお願いします。
3.復興に対しての意気込み
いわきはまだまだやれる!
ということを全国に発信するために、グループ全体で食に関する新商品の開発を予定しています。
開発した商品を多くの人に知ってもらうためにグループ内で協力し、共同販売を行っていくなどの新しい販売方法を計画しております。
4.いわきの風評に関して
いわき市は福島原子力発電所に近く、地域にお住いの皆様や消費者の皆様は放射線量について不安を覚えるでしょう。
ですが、いわき市の放射線量は関東地方と比較してもほぼ同じ線量です。
浜通り地域観光食品関連グループでは、放射線の正しい知識について消費者の皆様に情報を発信していこうと考えています。
行政機関などの協力を得て講演会などのイベントを開催し、交流を深めるとともに いわきの食品は安全だということをアピールしていこうと考えています。
5.放射線への対応
除染業務実績のある構成員が主体となって、グループ構成員全員が参加する「除染方法」の講習会を実施します。
グループ構成員がそれぞれ行う食品卸・製造、飲食店、ホテル・旅館などの事業の現場において、
万が一にも放射線基準値を超えた食品の消費者への提供がないようグループ一体となって、リスク管理を行い得る体制を構築します。
また、基準値以上の放射線量検出などの事態に備えて、構成員が所有する食品放射線測定器の活用や 迅速に測定・記録・保健所等への通報を可能とする体制を整備し、食品の安全・安心の確保を図ります。
6.非常時の協力体制の整備
今回の災害時の反省をもとに、食品の配布を効率的にし、支援物資の無駄を改善し、 緊急時の食品配布、保存体制、保管施設の利用提供などの協力体制を充実させ、 災害時にも「食糧」を安定に提供させる体制を整えます。
7.関係者様に対しての試泊ツアー
風評に対する認識の誤差を修正しようと試みる活動。ということで、
首都圏の観光事業者・食品事業関係者・行政関係者を対象に、試泊ツアーを計画しています。
当グループや地元他団体の復旧・復興への取り組みを直接見ていただき、いわきの安全性についてより一層理解を深める機会になれば幸いです。
いわきの風評被害は深刻ですが、それらのイメージを改善できるよう浜通り地域観光食品関連グループは全力で対応していきます。
今後のいわきにご期待ください。